要点
EA600COB3のような屋内用狭ピッチCOBウォールでは、見積対象の正確なピッチの最大W/m²から電源、UPS、配線を選定し、平均値は使わないでください。資料に示された最大値は、P0.62とP0.78で140 W/m²、P0.93、P1.25、P1.56で280 W/m²、P1.87で220 W/m²です。平均値は運用コストの概算だけに使い、熱環境調査、換気、較正、予備品、試運転は見積書の独立した項目として計上してください。
平均値ではなく最大W/m²が電気設備の予算を決める理由
見積対象の正確なピッチについて、最大消費電力を使って電源、UPS、配線を選定してください。EA600COB3の資料では、最大消費電力はP0.62とP0.78で140 W/m²、P0.93、P1.25、P1.56で280 W/m²、P1.87で220 W/m²とされています。同じ資料は平均消費電力をそれぞれ50 W/m²、95 W/m²、75 W/m²と示し、電源、UPS、配線の選定には平均値ではなく最大値を使うべきだとしています。見積構成には 平均電力と最大電力の比較 という方法を適用してください。
エネルギー使用量は画面面積、輝度設定、コンテンツ、電源効率、稼働時間によって変わるため、同じ大きさのウォールでも部屋が異なれば消費電力は異なる場合があります。自動輝度制御とスケジュール運転は、部屋の実際の用途に合わせて設定すれば無駄な消費を減らせる可能性がありますが、これらの機能が見積対象の制御システムに含まれていることを確認してください。EA600COB3では、見積書の最大値と平均値に加え、運転スケジュールと輝度設定も記載すべきです。
資料に示されたCOBの電力範囲とSMDとの比較
製品資料 EA600COB3 では、ピッチのグループごとに最大消費電力と平均消費電力を示しています。P0.62とP0.78:最大140 W/m²、平均50 W/m²。P0.93、P1.25、P1.56:最大280 W/m²、平均95 W/m²。P1.87:最大220 W/m²、平均75 W/m²。キャビネットはAC 100–240 V、50–60 Hzで動作し、このシリーズは屋内用でIP31、動作温度は−20 °C~+50 °Cです。全六種類のピッチに共通する仕様は、600 cd/m²、視野角140°、16-bitグレースケール、少なくとも3,840 Hzのリフレッシュレートです。
提供資料はEA600COB3をCOBの選択肢として示し、COBモジュールは同等のSMDモジュールより一般に高価だとしています。SMDとの比較については、同じ資料に屋内用のW/m²値がないため、見積対象のSMDモデルとピッチの最大消費電力・平均消費電力を供給元に確認してください。EA640H1は640 × 480 mmの大型キャビネットとして記載され、P1.25からP2.5のピッチで、GOB保護付きモジュールまたはSMD2020モジュールを選べます。資料は、長い視距離と低い平方メートル当たりコストには大型キャビネットを選ぶよう勧めています。これは機器の比較として扱い、電力値の代わりにしないでください。
EA600COB3の電源・冷却予算で決めること
| 予算上の判断 | 求めるべき根拠 |
|---|---|
| 電源容量選定の基準 | 見積対象の正確なピッチの最大W/m²。平均値は運用コストの概算だけに使います。 |
| 資料に示されたEA600COB3の電力 | 最大値はP0.62とP0.78で140 W/m²、P0.93、P1.25、P1.56で280 W/m²、P1.87で220 W/m²。平均値は50、95、75 W/m²です。 |
| SMDの代替案 | 見積対象のSMDモデルとピッチの最大・平均W/m²。提供資料には、比較可能な屋内用SMDの数値が記載されていません。 |
| 熱環境調査と換気 | 正確なウォール面積、ピッチ、輝度設定、囲い構造について熱負荷と換気の計算を依頼し、技術者がどの消費電力値を入力値として用いたかを確認してください。 |
| 電気設計 | 電源、UPS、配線は最大値を基に選定し、電気設計はシステム全体について確認します。 |
| 較正 | 選定構成の輝度、コントラスト、色較正、カメラテスト結果を確認してください。 |
| 予備品 | EA600COB3ではピッチごとに予備モジュールのSKUを一種類用意し、予備モジュールは別に見積もってもらってください。 |
| 試運転 | 設置、試運転、較正、現地受入試験を独立した項目にします。 |
熱環境調査、換気、電気設計を別項目で予算化する
ディスプレイの仕様を決める前に、壁、最も近い席と最も遠い席、周辺光、電源、信号経路、換気、構造支持、保守アクセスを調査してください。壁への荷重、換気、ケーブル経路、配電、接地、サービスアクセスは、適格なプロジェクト専門家と確認してください。当サイトは、熱環境調査、換気設計、電気設計をキャビネット単価に組み込まず、見積書の別項目にすることを勧めます。これらの条件を明示するため、 現地調査 の予算を立てる方法を用いてください。
冷却については、正確なウォール面積、見積対象のピッチ、輝度設定、囲い構造に対する熱負荷と換気の計算を供給元またはプロジェクト技術者に依頼してください。技術者がどの消費電力値を入力値に用いたかを尋ね、前提条件を書面で確認してください。提供資料は、電源、UPS、配線を平均値ではなく見積構成の最大値で選定するとしていますが、冷却や換気の計算に最大値を使わなければならないとは述べていません。
較正、予備品、試運転を見積書に含める
較正は独立した予算項目にすべきです。会議用ガイドは、注文前に、選定構成について仕様上の輝度、コントラスト、色較正、カメラテスト結果を確認するよう勧めています。総費用には較正、予備部品、継続的なサービスが含まれます。提案構成の較正と均一性のデータを求め、代表的なコンテンツを室内でテストしてください。次の 較正サービスの予算 を立てる方法を用い、再較正がキャビネット単価に埋もれないようにしてください。
予備モジュールは、正確なピッチとキャビネット形式に対応するものを見積もるべきです。EA600COB3は六種類のピッチで共通のキャビネット寸法とモジュール外形寸法を使うため、各ピッチに必要な予備モジュールのSKUは一種類です。次の 予備モジュールの注文 を独立した項目にし、見積対象のピッチに合わせてください。会議用ガイドは所有に関する比較の一環として予備モジュール方針を比べるよう勧め、教会用ガイドは、文書化した予備部品計画によって修理時間を短縮できる可能性があるとしています。
試運転と現地受入試験は見積書に明示すべきです。設置期間は、画面サイズ、構造工事、電源・データ設備の準備、較正、アクセス制限、現地受入試験によって変わります。完全な提案書では、LEDキャビネット、ビデオコントローラー、取付構造、電源と信号の分配、予備モジュール、輸送、設置、試運転を分けるべきです。これらの詳細を確認するまでは、価格は案件ごとに異なるものとして扱ってください。
狭ピッチCOBウォールの実用的な予算策定手順
部屋と見積対象のピッチから始め、回路設計に入る前に、電源、UPS、配線用の最大W/m²値を確定してください。次に、熱負荷と換気の計算、明細化した電気設備の範囲、較正の項目、予備モジュールの項目、試運転の項目を求めます。各供給元に、提案するピクセルピッチ、有効解像度、標準消費電力と最大消費電力、キャビネット数量、保守方法、保証範囲を明記してもらってください。画面の幅と高さ、最短・最長視距離、屋内の設置場所、取付方法、カメラ要件、電源規格、配送先、目標設置日を伝えます。これらの詳細が確定するまで比較は延期してください。
EA600COB3のピッチグループと資料に示された電力
| ピッチグループ | 最大消費電力 | 平均消費電力 | 選定上の注意 |
|---|---|---|---|
| P0.62とP0.78 | 140 W/m² | 50 W/m² | 電源、UPS、配線は140 W/m²を基に選定し、50 W/m²は運用コストの概算だけに使ってください。 |
| P0.93、P1.25、P1.56 | 280 W/m² | 95 W/m² | 電源、UPS、配線は280 W/m²を基に選定し、95 W/m²は運用コストの概算だけに使ってください。 |
| P1.87 | 220 W/m² | 75 W/m² | 電源、UPS、配線は220 W/m²を基に選定し、75 W/m²は運用コストの概算だけに使ってください。 |
購入者向けチェックリスト
- 部屋を調査してください。対象は壁の寸法、最も近い席と最も遠い席、周辺光、電源、信号経路、換気、構造支持、保守アクセスです。
- 見積対象の正確なEA600COB3のピッチについて最大消費電力と平均消費電力を求め、電源、UPS、配線は最大値を基に選定してください。
- 熱負荷と換気の計算を依頼し、技術者がどの消費電力値を入力値に使うかを確認してください。
- 較正、予備モジュール、試運転を見積書の独立した項目として計上してください。
- ピッチ、キャビネット数量、制御、予備品、輸送、現地条件が確定するまでは、価格は案件ごとに異なるものとして扱ってください。
よくある質問
EA600COB3ウォールの消費電力はどのくらいですか?
資料に示された最大消費電力は、P0.62とP0.78で140 W/m²、P0.93、P1.25、P1.56で280 W/m²、P1.87で220 W/m²です。平均消費電力はそれぞれ50 W/m²、95 W/m²、75 W/m²です。電源、UPS、配線は平均値ではなく最大値を基に選定してください。
冷却はLEDキャビネットと別に予算を組む必要がありますか?
はい。正確なウォール面積、見積対象のピッチ、輝度設定、囲い構造に対する熱負荷と換気の計算を依頼してください。技術者がどの消費電力値を入力値に用いたかを尋ね、前提条件を書面で確認します。提供された記述では、電源、UPS、配線を最大値で選定することは示されていますが、EA600COB3固有の冷却要件は記載されていません。そのため、換気は確認を要するプロジェクトの設計項目として扱ってください。
回路とUPSに平均ではなく最大電力を使うのはなぜですか?
EA600COB3の資料は、電源、UPS、配線の選定に平均ではなく最大消費電力を使うべきだとしています。平均消費電力は運用コストの概算に使う値です。
COBウォールとSMDの選択肢はどう比較すればよいですか?
COBモジュールは、同等のSMDモジュールより一般に高価です。EA640H1は640 × 480 mmの大型キャビネットとして記載され、P1.25からP2.5のピッチで、GOB保護付きモジュールまたはSMD2020モジュールを選べます。資料は、長い視距離と低い平方メートル当たりコストには大型キャビネットを選ぶよう勧めています。提供資料には比較可能な屋内用SMDの数値がないため、SMDモデルの最大・平均W/m²を求めてください。
見積書では何を別項目にすべきですか?
完全な提案書では、LEDキャビネット、ビデオコントローラー、取付構造、電源と信号の分配、予備モジュール、輸送、設置、試運転を分けるべきです。総費用には構造、制御機器、配線、電気工事、設置、較正、研修、予備部品、サービスが含まれます。これらの詳細を確認するまでは、価格は案件ごとに異なるものとして扱ってください。
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使用した出典: EA600COB3の仕様; 会議用LEDスクリーンガイド:2026; 教会用LEDディスプレイガイド &
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出典・参考資料
出典ページは変更される場合があります。日付は参照日を示します。
- EA600COB3の仕様 参照日 2026年9月28日
- 会議用LEDスクリーンガイド:2026 参照日 2026年9月28日
- 教会用LEDディスプレイガイド & 参照日 2026年9月28日