要点
回路、配線、UPS、発電機の容量は、正確な LED ディスプレイモデル、ピッチ、屋内・屋外構成の最大 W/m² を基準に設計します。平均 W/m² は、供給元がその根拠を文書化している場合に運用コストの見積もりに使えます。EA600COB3 の記述はその一例です。EA640H1、EA640F2、EA1000H9 の記述は、最大消費電力を電源、配線、UPS、発電機、配電設備の容量設計に用いるよう示しています。
最大値で電源容量を設計し、平均値をコスト見積もりに使う
提供された EagerLED の記述で繰り返される原則は、最大消費電力によって電源と関連設備の容量を設計することです。 EA600COB3 はさらに、平均消費電力を運用コストの見積もりに使う値とし、電源、UPS、配線は平均ではなく最大値で容量を設計することを勧めています。EA640H1 は、電源、配線、使用する UPS の容量を平均ではなく最大値で設計することを勧めています。EA640F2 は電源と配線についてこれを記載しています。EA1000H9 はレンタル用途の発電機と配電設備にもこの原則を広げています。
二つの値は互いに置き換えられません。記述では最大消費電力を電源、配線、UPS、発電機、配電設備の容量設計に用いるとし、EA600COB3 は平均消費電力を運用コスト見積もり用と明示しています。EA640H1、EA640F2、EA1000H9 は平均値と最大値を記載していますが、平均値をその用途に指定してはいません。運用見積もりが必要な場合は、見積もり対象の正確な構成について平均値とその文書化された根拠を求めてください。回路設計に使う値と運用予算に使う値を確認してください。供給元が一つの値しか示さない場合は、そのモデルの最大値か平均値かを確認し、両方を書面で求めてください。
各モデルの表をモデル・ピッチ・使用環境ごとに読む
電力値は平方メートル当たりで記載され、正確な製品と構成によって変わります。EA600COB3 はピッチグループごとに異なる最大値と平均値を記載しています。P0.62 と P0.78 は最大 140 W/m²・平均 50 W/m²、P0.93、P1.25、P1.56 は最大 280 W/m²・平均 95 W/m²、P1.87 は最大 220 W/m²・平均 75 W/m² です。購入者は、EA600COB3 の一つの値をすべてのピッチに適用できません。
EA640H1 は異なり、資料には五つのピッチすべてで平均消費電力 100 W/m²、最大消費電力 300 W/m² と記載されています。EA1000H9 は屋内と屋外を区別し、屋外モデルは平均 170~240 W/m²・最大 500~720 W/m²、屋内モデルは平均 100~192 W/m²・最大 300~576 W/m² です。EA640F2 は SMD と COB を区別しています。SMD は平均 100-110 W/m²・最大 300-330 W/m²、COB は平均 80-100 W/m²・最大 230-300 W/m² です。見積もり対象のモデル、ピッチ、屋内・屋外用途に対応する値を求めてください。
モデル・構成別に記載された平均消費電力と最大消費電力
| モデルと構成 | 記載された平均消費電力 | 記載された最大消費電力 | 容量設計上の注意 |
|---|---|---|---|
| EA600COB3 の P0.62 と P0.78 | 50 W/m² | 140 W/m² | 電源、UPS、配線には最大値を使います。記述では平均値を運用コスト見積もり用としています。 |
| EA600COB3 の P0.93、P1.25、P1.56 | 95 W/m² | 280 W/m² | 電源、UPS、配線には最大値を使います。記述では平均値を運用コスト見積もり用としています。 |
| EA600COB3 の P1.87 | 75 W/m² | 220 W/m² | 電源、UPS、配線には最大値を使います。記述では平均値を運用コスト見積もり用としています。 |
| EA640H1、五つのピッチすべて | 100 W/m² | 300 W/m² | 電源、配線、使用する UPS は、平均ではなく最大値で容量を設計してください。 |
| EA1000H9 屋外仕様 | 170~240 W/m² | 500~720 W/m² | 発電機、配電設備、配線は、平均ではなく最大値で容量を設計してください。 |
| EA1000H9 屋内仕様 | 100~192 W/m² | 300~576 W/m² | 発電機、配電設備、配線は、平均ではなく最大値で容量を設計してください。 |
| EA640F2 SMD | 100-110 W/m² | 300-330 W/m² | 電源と配線は、平均ではなく最大値で容量を設計してください。 |
| EA640F2 COB | 80-100 W/m² | 230-300 W/m² | 電源と配線は、平均ではなく最大値で容量を設計してください。 |
発電機と配電設備の容量設計には最大値を使う
仮設の屋外用途について、 EA1000H9 の記述は明確です。発電機、配電設備、配線は、平均ではなく最大値で容量を設計してください。屋外仕様の記載範囲は最大 500~720 W/m² で、平均 170~240 W/m² とは異なります。これは発電機と配電計画に平均ではなく最大値を使う理由を示す、最も明確な文書上の例です。同じ記述は平均値を運用コスト見積もり用とは指定していないため、屋外レンタル設置の運用予算が必要なら、その根拠を別に求めてください。
書面の容量計算では、前提条件を明確に示すことが望まれます。供給元に正確なモデル、ピッチ、屋内・屋外構成、壁面面積を伝え、最大 W/m² と、該当する電源、配線、UPS、発電機、配電設備の容量計算を求めてください。当サイトでは、設計負荷と運用見積もりを一つの値にまとめず別の文書にし、見積もりでも平均と最大を別項目にすることを勧めます。これにより、提案された回路や発電機がどちらの値を使っているか確認できます。
SMD・COB・屋内・屋外の項目を分ける
EA640F2 は構成が重要な理由を示しています。SMD の選択肢は平均 100-110 W/m²・最大 300-330 W/m²、COB の選択肢は平均 80-100 W/m²・最大 230-300 W/m² です。シリーズ名だけでは回路容量を選べません。EA1000H9 ではさらに屋内と屋外を区別し、屋外の最大値は 500~720 W/m²、屋内の最大値は 300~576 W/m² です。これらを別の構成として扱ってください。
モデルページは EA600COB3、EA640H1、EA1000H9、EA640F2 の入力として AC 100-240 V、50-60 Hz を記載しています。これは入力条件であり、容量設計用の W/m² の代わりにはならず、二つの電力値のどちらを回路に適用するかも示しません。見積もり比較では、正確なモデル、ピッチ、キャビネットまたはモジュールの種類、屋内・屋外区分、平均 W/m²、最大 W/m² を同じ行に示すよう求めてください。これにより、発電機や回路が設置構成に合った値で容量設計されているか確認できます。
モデルの電力表の読み方
電力表は四つの手順で読みます。まず、モデルと正確な構成を確認します。次に、その行が屋内用か屋外用かを確認します。EA1000H9 はそれぞれ異なる値を記載しているためです。続いて、ピッチグループを確認します。EA600COB3 はピッチごとに最大値と平均値が変わるためです。最後に、電源、配線、UPS、発電機、配電設備の容量設計に使う最大値と、運用コスト見積もり用として記載されている場合がある平均値を区別します。
表に一つの値しかない場合は、どちらの値かを確認してください。提供された記述は平均と最大を異なる目的に用いているため、一つの値が両方をカバーすると考えてはいけません。設計にはモデル固有の最大値を求め、運用予算が必要なら、モデル固有の平均値と供給元が文書化した根拠を求めてください。また、値がキャビネット、モジュール、平方メートル単位の完成画面面積のどれに適用されるかも確認してください。それによって見積もり対象壁面に適用する計算が変わります。
用途別の確認事項
| 状況 | 確認すること |
|---|---|
| EA640H1 を使う屋内固定ウォール | 見積もり対象の正確なピッチを確認し、電源と配線には記載最大値 300 W/m² を使ってください。EA640H1 は平均 100 W/m² を記載していますが、提供された記述は運用コスト見積もり用とは指定していないため、文書化された根拠を求めてください。 |
| EA600COB3 を使う屋内 COB ウォール | 最大値と平均値が異なるためピッチグループを確認し、電源、UPS、配線には最大値、運用コスト見積もりには文書化された平均値を使ってください。 |
| EA1000H9 を使う屋外レンタルイベント | 屋内・屋外構成を区別し、発電機、配電設備、配線には平均ではなく屋外最大値 500~720 W/m² を使ってください。 |
| EA640F2 の SMD・COB 選択 | SMD と COB の平均値・最大値は別項目にしてください。SMD の最大値は 300-330 W/m²、COB の最大値は 230-300 W/m² です。 |
| 運用コスト見積もり | 供給元が根拠を文書化している場合、正確なモデル、ピッチ、屋内・屋外構成の平均消費電力を使ってください。EA600COB3 は平均値を運用コスト見積もり用と記載しています。 |
| 屋内・屋外が混在する見積もり | 容量設計の対象構成と、発電機や配電設備がその構成の最大値に基づいているかを確認してください。 |
購入者向けチェックリスト
- W/m² の値を使う前に、正確なモデル、ピッチ、屋内・屋外構成を確認してください。
- 電源、配線、UPS、発電機、配電設備の容量設計には最大 W/m² を使ってください。
- 供給元が文書化している場合、運用コストの見積もりに平均 W/m² を使ってください。EA600COB3 はその目的に平均値を指定しています。
- 見積もり対象の壁面面積と正確な構成について、書面の容量計算を求めてください。
- 平均消費電力と最大消費電力は、見積もりで別項目にしてください。
- EA1000H9 では見積もりが屋内用か屋外用かを確認してください。発電機と配電設備の容量設計には、設置する構成の最大値を使います。
よくある質問
回路や発電機の容量設計ではどの値を使うべきですか?
正確なモデル、ピッチ、屋内・屋外構成の最大 W/m² を使ってください。EA600COB3 は電源、UPS、配線、EA640H1 は電源、配線、使用する UPS、EA1000H9 は発電機、配電設備、配線、EA640F2 は電源と配線について、最大値で容量を設計することを勧めています。
最大値ではなく平均消費電力を使うのはいつですか?
EA600COB3 は平均消費電力を運用コストの見積もりに使う値としています。EA640H1、EA640F2、EA1000H9 は平均値を記載していますが、その目的には指定していないため、正確な構成について文書化された根拠を求めてください。回路、配線、UPS、発電機、配電設備の容量設計に平均値を使わないでください。
平均消費電力と最大消費電力はピクセルピッチで変わりますか?
EA600COB3 では変わります。最大値は P0.62 と P0.78 で 140 W/m²、P0.93、P1.25、P1.56 で 280 W/m²、P1.87 で 220 W/m² です。各グループの平均値は 50 W/m²、95 W/m²、75 W/m² です。一方、EA640H1 は五つのピッチすべてで平均 100 W/m²、最大 300 W/m² と記載しています。
EA1000H9 の電力値は屋内と屋外で同じですか?
いいえ。EA1000H9 の屋外モデルは平均 170~240 W/m²、最大 500~720 W/m² です。屋内モデルは平均 100~192 W/m²、最大 300~576 W/m² です。設置条件に合う構成を使ってください。
SMD と COB で EA640F2 の電力値は変わりますか?
はい。EA640F2 の SMD は平均消費電力 100-110 W/m²、最大 300-330 W/m²、COB は平均 80-100 W/m²、最大 230-300 W/m² です。電源や配線経路の容量を設計する際は、二つの構成を区別してください。
回路や発電機の容量設計前に、何を書面で求めるべきですか?
正確なモデル、ピッチ、屋内・屋外構成、AC 入力、平均 W/m²、最大 W/m²、見積もり対象壁面の面積に対する書面の容量計算を求めてください。電源、配線、UPS、発電機、配電設備の容量をどの値で設計するかを示し、平均値が運用コスト見積もり用として文書化されているかも別途明記するよう供給元に求めてください。
プロジェクトの要件をお知らせいただき、 お見積もりをご依頼ください.
使用した出典: EA600COB3 の仕様; EA640H1 の仕様; EA1000H9 の仕様; EA640F2 の仕様
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出典・参考資料
出典ページは変更される場合があります。日付は参照日を示します。
- EA600COB3 の仕様 参照日 2026年9月28日
- EA640H1 の仕様 参照日 2026年9月23日
- EA1000H9 の仕様 参照日 2026年9月22日
- EA640F2 の仕様 参照日 2026年9月28日